第4回 :「バンドで使える!Soundmap」

2018.11.06

Soundmap_サムネ_第4回-01

Soundmapコラム4回目となる今回は、録音したサウンドメモ同士を重ねて同時再生する「多重化」、つなげたノードを繰り返し再生する「ループパス」の機能を使ってみようと思います。

この2つの機能を使えば、Soundmapひとつでロックやポップスなどあらゆるジャンル・スタイルの音楽制作が簡単にできるようになります!

1.操作ひとつで音が重なる!

ノードをつなげてフレーズを作ってゆく中で、先に思いついたメロディを録音してノード化し、あとからそれに合わせた伴奏を考えて音を重ねたいと思うようになってきました。

どうやら別々のノード同士を合わせて同時再生をすることは、「多重化」の機能を使うことで可能になるようです。

画面上でノード同士を指で重ねると、選択画面が表示されます。

コラム4用3

そこから「ノードを多重化」を選び再生ボタンを押すと、ふたつのノードが重なって同時再生されました。

あっという間に多重化できましたね。

多重化したノードを元に戻したいときには、ドラッグをすると簡単に解除できます。

この多重化機能を使用することにより、同じメロディに複数の伴奏を合わせて聴き比べてみることや、別の楽器の音同士を自由に重ねることが可能になりますね。

また、オーディオビンやiOSシェアリング機能を使ってデータをシェアすれば、ほかの人が録音した音源に自分の音を合わせることも出来ます。

離れた場所にいるバンドメンバーともアイデアを出し合って楽曲制作することができて嬉しいですね。

iPhoneのボイスメモツールを使って音の多重化をしようとすると、録音した音源を再生し、それに合わせて演奏して音を重ね、それをまた別の機器を使って録音して再生して…といった手間がかかったり、音量をあとから調節することが不可能であるため音のバランスが悪く実際に合わせて演奏したときのイメージがしにくかったりと非常に不便です。

しかしSoundmapを使えばスマホひとつで簡単に音源を重ねることができ、ノードごとに異なる音量もあとから調節が可能です。

このように、Soundmapを使うと楽曲制作時にありがちな様々な手間が省けるので、スムーズに作業が進んで作曲がもっと楽しくなりますね。

2.録音した音源でループパスを作成

作成したノードをつなげてひとつのフレーズが完成したら、それを繰り返し再生している状態で新しいノードを考えたいですね。

たとえば、繰り返されるギターのリフに合わせてベースラインを考えたり、メロディを考えたり…

そんなときには、「ループパス」の機能を使用します。

ノードをつなげて繰り返したいフレーズを作ったら、はじめのノードと終わりのノードを重ねます。しばらくすると選択画面が表示されるので、「ループパスを作成」を選ぶとつながったノードが永遠にループします。

コラム4用

ループ機能をオフにしたい場合は、ループパス上にあるループマークをタップして色がついていない状態にすると解除されます。

この機能はひとつのフレーズを繰り返し練習したいときにも役に立ちそうですね。

ちなみにループパスや多重化の機能を使うときにはノードの複製をすると便利です。

ノードを長押ししてコピーを選択し、マップ上の何もない部分を長押ししてペーストを選択すると、ひとつのノードをいくつでも増やして使うことができます。

たとえばひとつの伴奏に複数のメロディを組み合わせて聴き比べたい時に、伴奏をメロディの数だけ複製して全てを多重化し、それを全て前のノードにつなげてフラグを使って順番に聴き比べれば、いちいち組み合わせを変えて多重化するよりも比較がしやすくなりますね。

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ぜひ活用してみてください。

おわりに

さて、いかがでしたでしょうか?

多重化やループパスの機能を使うことで、音の重なりを自由に試せるようになり、Soundmapを使った音楽制作の幅が一気に広がりますね。

次回は「ノード結合」「ボリューム」「リバーブ」の調節機能を使った編集にチャレンジしてみようと思います。

第1回コラム「はじめてのSoundmap」はこちら

第2回コラム「浮かんだ音楽のアイデアはすべて保存!見やすくわかりやすくマップで管理!」はこちら

第3回コラム「サウンドメモが自然につながる」はこちら

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