Bluetoothイヤホンで音飛びが起こる原因と対策法

更新: 2023.08.11

Bluetoothイヤホンを使っていて、

「急に音が途切れた!」「音がプツプツする…」「なんだか接続が悪い」

など、困った経験はありませんか?

Bluetoothは電波で通信をしているため、さまざまな原因から音飛びを起こすことがあります。

ここでは、Bluetoothイヤホンで音飛びが起こる原因と対処法についてご紹介いたします。

Bluetoothイヤホンでの音飛びの原因は?

Bluetoothは近距離無線通信の規格のひとつで、パソコンやスマートフォン、アクセサリ類などの機器同士をワイヤレスで接続することができます。

そして、Bluetooth機器同士は「ペアリング」と呼ばれる方法で接続されますが、電波でやり取りをしているため、様々な理由で音飛びやノイズなどが発生します。

例えばBluetoothイヤホンでの音飛びの原因には以下のようなものがあります。

通信機器間にある障害物

Bluetoothはコンクリートの壁土壁強化ガラスなど電波を遮断するような障害物があったりすると不安定になり、音が途切れやすくなります。

通信距離の長さ

Bluetoothイヤホンはスマートフォンと接続した場合、一般的に見通しの良い場所で最大10mほどの接続が出来ますが、通信機器間に上記のような障害物や干渉するものがあるとその距離は短くなります。

そのため、障害物に加えて通信距離が遠ければ遠いほど不安定になり音飛びがしやすくなります。

BluetoothとWi-Fi環境が干渉している

Bluetoothは2.4GHz帯を使用しており、同じ帯域のWi-Fiの電波と干渉することがあります。

Wi-Fiルーターや無線マウス、キーボードなどを併用している場合は、パソコンやターミナルの近くにスマートフォンを置くと音が途切れる可能性があります。

電子レンジ、コードレス電話などの電子機器が近くにある

電子レンジや、コードレス電話機などの電波を使用する機器が近くにあると、それらが干渉してBluetoothの通信が不安定になることがあります。

Bluetooth機器が近くにある

電車の中などの混雑した場所では他のBluetooth機器と干渉してしまったり、電車の架線から発生する電磁波に影響を受けて通信が不安定になる場合があります。

他にも、自分で複数のBluetooth機器を使っている場合にも音飛びすることがあります。

バッテリーの残量が減っている

送信側、受信側のいずれかのBluetooth機器のバッテリーの残量が減っていると音飛びが発生する場合があります。

完全ワイヤレスイヤホンの場合は、イヤホンがケースにうまく収納できておらず充電が不十分…なんてことも。

Bluetoothのバージョンが古い

Bluetoothにもさまざまなバージョンがあり、高いバージョンほど低電力でデータの転送が高速化されるなど進化しています。

Bluetoothのバージョンは古い方に合わせようとするので、最新のスマートフォンを持っていても、イヤホンが古いと低いバージョンのまま接続されてしまいます。

Bluetoothのバージョンはイヤホン、スマートフォンなどそれぞれの機器においてあらかじめ決まっており、アプリのようにアップデートすることはできません。古いバージョンのものは音飛びしやすいため、最新バージョンの機種へ買い替えも検討しましょう。

2023年現在では最新バージョンは5.3となっていますが、少なくとも広く普及しているバージョン4.2以上を選ぶのが目安です。

Bluetoothのバージョンについて知りたい方は、こちらの記事で解説しています。

音飛びが気になったときの対処法

一度音飛びが発生してしまうと、そのまま待っているだけでは復旧する可能性は低く、再接続や場所を変えるなどの対処が必要になってきます。

音飛びが気になったときの対処法についていくつか挙げてみます。

Bluetooth機器同士をペアリングし直す

他のWi-Fi電波などと干渉していたり、接続自体が不安定になっていたりする場合は、ペアリングをやり直すことで改善することがあります。

接続を一度解除し、再接続して確認してみましょう。

iPhoneの場合、「設定」→「Bluetooth」→イヤホンの名前の横にある(i)マークをタップ

「このデバイスの登録を解除」をタップすると、接続が解除されます。

iPhone本体のネットワーク設定をリセットする

iPhone本体のネットワーク設定や、アプリケーションの不具合によって接続トラブルが起きている可能性があります。

一度ネットワーク設定をリセットし、再度設定を行って試してみてください。

iPhoneの場合、「機内モード」にして一時的にネットワークを解除してから再接続する方法もあります。

無線LANや他のBluetooth機器から離れる

他の無線LAN機器やBluetooth機器から離れて場所を移動してみましょう。

もちろんスマートフォン本体も離すようにしてください。パソコンが近くにある場合は、パソコンの電源もオフにして確認してみてください。

他のBluetooth機器をオフにする

イヤホン以外のBluetooth機器をスマートフォンと接続していたり、他のBluetooth機器同士を接続していたりする場合、お互いの電波が干渉して音が途切れることがあります。

イヤホン以外のBluetooth機器の接続をオフにして、再度ペアリングして試してみてください。

ノイズキャンセリングを調整する

スポーツ時や電車など振動が大きい場所にいて音飛びする場合、iPhone本体設定のノイズキャンセリングを小さく調整すると、音飛びが軽減されるかもしれません。

ノイズキャンセリングはもともと騒音などの軽減に使われますが、大きくしすぎると音が途切れて聞こえることがあります。

iPhoneを再起動する

電波の干渉などではなく、アプリやiPhone本体の不具合によって正しく接続ができない場合があります。

上記の対処を行っても音飛びする場合は、一度iPhone本体を再起動してペアリングし直してみてください。

最新機器の購入

音飛びの原因でも触れたように、Bluetoothのバージョンによっては互換性がなく接続できないことがあります。

Bluetoothのバージョンはアップデートが出来ないので、これまでご紹介した対処法でも改善されなかった場合は買い換えを検討してみてもいいかもしれません。

音飛びしにくいイヤホンはあるの?

イヤホンを買い換えるときには、どんなイヤホンを選べば良いのでしょうか。

音飛びしにくいイヤホンを探すときには、「接続性の安定」「低遅延」などに特化したイヤホンがおすすめです。

完全ワイヤレスイヤホン HP-V700BT VOLT Series」はQualcommの新世代モデル「QCC3040」を採用しており、ワイヤレス接続時の安定性が高く、音切れを極力少なくなるように設計した完全ワイヤレスイヤホン。

低遅延・高音質に特化しており、音楽鑑賞やゲームなどがストレスなく楽しめるのがポイントです。

イヤホンによって性能や得意な音質は様々です。ぜひ自分の利用シーンや目的に適したイヤホンを探してみてくださいね。

HP-T250BT

ラディウス HP-T250BT ノイズキャンセリング対応 完全ワイヤレスイヤホン

最小クラスのノイズキャンセリング対応完全ワイヤレスイヤホン。

ラディウスの「tinyシリーズ」の最新製品で、高音質かつフィット感抜群です。

コストパフォーマンスにも優れた超人気モデル。

HP-R300BT

ラディウス HP-R300BT LDACコーデック対応 ハイレゾ完全ワイヤレスイヤホン

Bluetooth標準規格 Ver5.2。ハイレゾの音を生きたまま届ける「LDACコーデック」に対応。

重厚な低音や濁りの無い生き生きとした中高音が感じられるイヤホンです。

曲線的で手に馴染むマットなデザインで、皮脂や指紋が目立ちにくいというメリットも。

まとめ

このようにBluetoothイヤホンは便利で手軽に無線通信ができる一方で、さまざまな理由で音飛びが発生することがあるため、原因を特定して対処することが大切です。

買い替えを検討する際には、イヤホンの性能によって音質や機能が異なるので、自分にぴったりなイヤホンを探してみてはいかがでしょうか。