2018.11.21
iPhoneで音楽を聴くときに設定できる「イコライザ設定」をご存知でしょうか。イコライザ機能を使えば、よく聴く音楽ジャンルや接続するイヤホン、自分の好みに合った音質を設定できます。プリセットされている音質設定から好みのものを選ぶだけなので操作も簡単です。試しにイコライザ設定を変えてみたいという人に向けて、その設定方法を解説します。
イコライザとは、低音、中音、高音のバランスを調整することで音の印象=「音質」を変えられる機能のことです。もともとイコライザ(Equalizer)という言葉には、録音された際の本来の音に戻す、つまりイコールにするという意味があるのですが、ここから音の周波数特性を調整する機能という意味で使われるようになりました。音響機器やオーディオ機器のイコライザは、音声信号の特定の周波数帯域を変更する機器のことです。
iPhoneの「ミュージック」アプリにも、オーディオ機器における再生時用のイコライザに似たイコライザ機能が備わっています。この機能を使うと、特定の周波数帯域の強調または抑制をすることで、全体の音のバランスを調整できます。
iPhoneの「ミュージック」アプリのイコライザは、ミュージックを起動している画面からは設定できません。設定は以下の手順で行いましょう。
まずiPhoneの「設定」アプリをタップして起動します。
設定のリストの中から「ミュージック」を選んでタップしましょう。
ミュージックの「再生」という項目の中に「イコライザ」があります。これをタップします。
「イコライザ」には「オフ」の他、さまざまな種類の音質設定がリストアップされています。この中から好きなものをタップして選択すれば設定完了です。
iPhoneの「イコライザ」にプリセットされている音質設定は23種類。あらかじめチューニングされている設定を、音楽の傾向や嗜好、目的に合わせて選べるようになっています。まず大まかにどんな基準で音質設定を選べば良いのかを見てみましょう。
ボーカルをくっきりと際立たせたければ、ボーカルがよく聴こえる『Pop』、もしくはそのものズバリの名前がついた『Vocal Booster』を選んでみましょう。
『Pop』はポップス向けに中音が強調された設定で、そのためボーカルがよく聴こえます。『Vocal Booster』も似ていますが、もっと極端に中音が際立つので、歌詞を聴き取りたいときなどに利用すると良いでしょう。さらに、Podcastなどでトークコンテンツを聴く際は、声がよく聞き取れる『Spoken Word』が適しています。
よく聴く音楽ジャンルが決まっているなら、そのジャンル向けの設定を選ぶ方法もあります。『Rock』はほどよく低音と高音が強調された設定、『Hip Hop』は低音・中音・高音がそれぞれ強調された設定になっています。他にも『Jazz』や『R&B』、『Electronic』、『Latin』などが用意されています。
夜遅い時間帯をイメージしたと思われる『Late Night』のような設定もあります。全体のメリハリが抑えられ、夜寝る前にふさわしく低音が抑えられたやさしい印象のセッティングになっています。この設定はiOS6から搭載されたもので、時間帯やムード別の設定なども今後、増えていくかもしれません。
iPhoneにどんなイヤホンやスピーカーを接続して音楽を聴くかによってもマッチする音質設定は異なります。おすすめの組み合わせをご紹介しましょう。
カナル型イヤホンを使うとき、高音部が響きすぎて軽い印象だと感じる人は、『Treble Reducer』を試してみてください。『Treble Reducer』は高音部を抑えることで低音・中音が強調されるセッティングです。音質が良くなったと感じる人も多いでしょう。
小さなスピーカーだと低音部の迫力が物足りないというときは、『Small Speakers』を選んでみましょう。低音がプッシュされて、コンパクトスピーカーの弱点を補ってくれるはずです。
『Flat』はすべての周波数帯域の設定を0dBにした音質設定です。高級ヘッドホンやスピーカーを接続する場合はむしろ、ありのままの音で再生するためにこの何もしない設定を選ぶことをおすすめします。
ハイブリッドドライバー搭載の完全ワイヤレスイヤホン、迫力の低音と繊細な高音を再現できます。ロックやEDMを聴くのにオススメです。
高音質コーデックのaptXに加え、次世代低遅延コーデックのaptX LL(Low Latency)に対応、ドライバー部には独自技術のFLW構造ドライバーを搭載することにより、深い低音域から繊細な高音域まで広い音場の再生可能なラディウスの中でも人気イヤホンです。
6種の多種多様なコーデック対応に対応し、LDACやaptX HDを使用することで、ワイヤレス接続でハイレゾ相当の高音質を再生することができます。
HP-NX500BT
Qualcomm社の「QCC3020」を採用し、ワイヤレス接続時の安定性の向上、音切れを極力少なくなるように設計された完全ワイヤレスイヤホン。
ドライバー部にFLWドライバーを搭載し、フラットで艶のある音質が特徴、音楽鑑賞だけではなく、映像鑑賞にも適しています。
また、マイクが付属しており、映像鑑賞やオンライン会議にも適しています。
ラディウスのハイレゾ再生対応のミュージッックプレイヤーアプリ「NePLAYER」「NePLAYER Lite」には、さらに詳細なイコライザ設定(グラフィックイコライザーやスプライン設定など)を搭載しています。こちらもぜひご利用ください。
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