Bluetoothイヤホンの音質は良くない? 最新事情を徹底解説

2018.07.10

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Bluetoothイヤホンの音質は良くない? 最新事情を徹底解説

 

Bluetoothイヤホンは、スマートフォンなどと有線接続する必要がないため、ケーブルが断線する心配が少ないといったメリットがある一方、「有線のイヤホンと比べると音質が良くないのでは?」と思っている人も多いようです。
では、実際のところはどうなのでしょうか。ここではBluetoothイヤホンについて最新事情をご紹介したいと思います。

 

Bluetoothとは?

Bluetoothとは近距離無線通信の規格の1つであり、Wi-Fiや赤外線通信などと同じくワイヤレスで通信するものです。

Bluetooth機器同士はペアリングと呼ばれる方式で接続し、お互いに通信ができるようになります。Bluetoothには電波の強さや音声の圧縮形式、転送の速度など、音質を左右する要素がいくつかあり、これらが高い水準にあることで高音質を維持することができます。
それでは、音質に影響する要素について1つずつご説明していきましょう。

 

コーデック

コーデックとはBluetoothで音を転送する際の音声圧縮形式のことを言います。音声データをそのままイヤホンに転送すると、データ量が膨大すぎて通信することが難しくなります。
そこで一旦送る側で音声を圧縮し、データを軽くして送信した後、イヤホン側でそれを解凍して音を出す仕組みが取られています。この音声圧縮形式のことをコーデックと呼び、いくつかの方式に分かれています。
標準的なコーデックは「SBC」と呼ばれるものでしたが、「AAC」方式や「apt-X」方式など、高音質なコーデックも採用されるようになりました。さらに近年では「apt-X HD」やハイレゾ相当で通信できる「LDAC」などのより高音質なコーデックも登場しました。
ただし、コーデックは送り側と受け側の相互が対応していないと使えないという特徴があります。

codec

Class

Classは電波の強さを表すもので、どれくらいの範囲で通信できるかの目安になります。2018年現在ではClass1.2.3の3種類があり、一般的なスマートフォンやBluetoothイヤホンはClass2という規格のものが採用されています。
Class1は約100m、Class2は約10m、Class3は約1mの最大通信距離があり、通信距離が広いほど消費電力も大きくなります。機器同士が離れすぎると通信エラーが発生しやすいため、音質の劣化や音飛びの原因になります。

 

Bluetoothバージョン

Bluetoothのバージョンは機種ごとに決まっており、後からアップデートをすることはできません。バージョンが新しくなるほど低消費電力化、通信力や通信範囲の強化、拡張機能の追加などさまざまなメリットがあります。
2018年現在の普及最新バージョンは5.0となっています。これからBluetoothイヤホンを購入する場合は現在広く普及している4.2以上のものを選ぶとよいでしょう。

 

プロファイル

プロファイルとは、そのBluetooth通信でどんなことができるのかを定めた規格のことで、単に音を聞くだけでのもの、再生や停止などの操作ができるもの、マイクで相互通信ができるものなどさまざまなものがあります。
Bluetoothイヤホンで使われるプロファイルは、ステレオ音声で音楽が聴ける「A2DP」、再生や停止などのコントロールができる「AVRCP」、通話中の音声の転送や発着信ができる「HFP」「HSP」の4つです。

 

 

Bluetoothの音質が良くないと言われている理由

 

Bluetoothイヤホンは、無線で接続されるため、有線に比べると音質が良くないと言われています。その理由としては以下のようなものが挙げられます。

 

音声遅延をする場合がある

Bluetoothで音声を転送する場合、送り側の機器で音声を圧縮してから発信し、受け側で受診したデータを再度解凍してから音を再生します。これらは瞬時に行われますが、わずかにタイムラグが生じるため、これが音声遅延となって現れる場合があります。
コーデックの種類やイヤホンの性能、距離や障害物によっても差がありますが、遅延が起こると音声がうまくつながらずに不自然になってしまったり、特に動画を見ているときは映像と音が合わなくなったりといった現象が起こります。

 

コーデックの能力不足

コーデックは音声圧縮形式のことですが、より高音質な「LDAC」「apt-X HD」「apt-X」「AAC」といったコーデックと比べ、標準的なコーデック「SBC」で接続されている状態だと音質が劣ってしまうかもしれません。
なおコーデックは片方の性能が高いだけでは意味がなく、お互いの機器がそのコーデックに対応していないといけません。イヤホンやスマートフォンのどちらかがとても古い機種である場合、コーデックの能力不足によって高音質にならないケースがあります。

 

 

Bluetoothイヤホンの最新事情

 

音質に問題が出るケースがないとは言えないBluetoothイヤホンですが、近年では手軽で高音質に対応したものも多く登場してきており、有線接続に負けないスペックのイヤホンが注目されています。最新事情をチェックしてみましょう。

 

音質が良くなってきている

Bluetoothのバージョンも新しくなり、コーデックも「SBC」だけでなく、「AAC」「apt-X」などに対応し、ワイヤレスでも高音質で音楽を楽しめるモデルも近年増えています。複数の圧縮形式やBluetoothバージョンの高いイヤホンを選ぶようにしましょう。

 

簡単に接続できる

 

有線イヤホンと比べると、接続(ペアリング)が面倒と思われるかもしれませんが、初回のみペアリングをすることで、次回使用するときはスマートフォンのBluetoothがONであれば、イヤホンの電源を入れるだけで自動的に接続されます。

ケーブルを抜き差ししたりする手間もなく、音を聞くだけならスマホを取り出す必要もありません。

 

耐水性能や衝撃に優れたモデル

 

Bluetoothイヤホンの大きなメリットとして、ケーブルが無いため、ジョギングなどのスポーツ時に邪魔にならない、断線しにくいといったことが挙げられます。
そんな中、これまでのイヤホンでは汗や水滴でイヤホンが故障してしまう事もあったかと思いますが、水洗いまで可能な耐水性能に優れたイヤホンもでてきています。屋外での作業やスポーツなどにも安心して使用することができます。

 

このように近年では、Bluetoothイヤホンにおいても質を高め、機能を増やした最新モデルが続々と登場しています。
音質重視といえば有線イヤホンをイメージしますが、今日では有線タイプ比較しても遜色ないBluetoothイヤホンも増えています。機種変更やイヤホンの買い替えを考えている方は、ぜひBluetoothイヤホンを検討してみてはいかがでしょうか。

 

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