イヤホンのダイナミック型とバランスドアーマチュア型(BA型)の違いとは?

更新: 2023.06.29

イヤホンには、ドライバーユニットと呼ばれる、音を再現するための機構が搭載されています。

そしてこのドライバーは、ダイナミック型、バランスドアーマチュア型などの種類に分けることができます。

ドライバーによって音の再現方法が異なり、得意とする音域や音質に違いがありますので、イヤホンを選ぶ際には自分の好みに近いドライバーを搭載したものを選ぶことをおすすめします。
今回は、ダイナミック型とバランスドアーマチュア型の違いについてご紹介します。

イヤホンのドライバーユニットとは

イヤホンやヘッドホンの音を鳴らす機構が「ドライバーユニット」です。

具体的には、デバイスから送られてくる音楽信号を振動に変換して音を鳴らす部分で、「ドライバー」と呼ばれることもあります。

ダイアフラム(振動板)、コイル、マグネット(永久磁石)などで構成されています。

ドライバーユニットは、振動方法によりダイナミック型(DD型)、バランスドアーマチュア型(BA型)、両者を掛け合わせたハイブリッド型などがあります。

ダイナミック型イヤホンとは

ダイナミック型イヤホンは、さまざまな形状のイヤホンやヘッドホンに幅広く採用されており、もっとも一般的なドライバーだといえるでしょう。

そのため、安価なものからハイクラスなものまで販売されており、選択肢が広いというメリットもあります。

ダイナミック型イヤホンの構造と音質は以下のようになっています。

ダイナミック型イヤホンの構造

ダイナミック型イヤホンは、音楽信号を受けたコイルがダイアフラム(振動板)を振動させることで音を作り出します。

ダイナミックスピーカーの構造と同じなので、ダイナミック型イヤホンといわれています。

ダイナミック型イヤホンの音質

ダイナミック型イヤホンは、低音の再生が得意で、音圧もしっかりとあります。

ドライバーを大きくすることで、よりパワフルな音を楽しめます。

また、ダイナミック型には2基のドライバーを搭載するデュアルドライバー型もあり、ドライバーの負担を軽減しつつ音に広がりを出すことができます。

一方でバランスドアーマチュア型に比べて小型化が難しいというデメリットも。

ただ、小型化が進んでいるので、あくまでバランスドアーマチュア型に比べると大きいという程度で、さほどデメリットではなくなってきているといえるでしょう。

オススメのダイナミック型イヤホンはこちら

HP-R300BT

ラディウス HP-R300BT LDACコーデック対応 ハイレゾ完全ワイヤレスイヤホン

ハイレゾワイヤレス対応の完全ワイヤレスイヤホンです。

フルレンジのメインドライバーと、ツイーターのサブドライバーを同軸上に配するデュアルダイナミックドライバーユニット「Synchro Motion Driver」を搭載し、ジャンルを問わず音楽を生き生きと再現します。

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ラディウス HP-T250BT ノイズキャンセリング対応 完全ワイヤレスイヤホン

最小クラスのノイズキャンセリング対応完全ワイヤレスイヤホン。

ラディウスの「tinyシリーズ」の最新製品で、高音質かつフィット感抜群です。

コストパフォーマンスにも優れた超人気モデル。

HP-NX30BT

ラディウス HP-NX30BT FLW構造ドライバー搭載 ワイヤレスイヤホン

高音質コーデックのaptXに加え、次世代低遅延コーデックのaptX LL(Low Latency)に対応しています。

ドライバー部には独自技術のFLW構造ドライバーを搭載することにより、深い低音域から繊細な高音域まで広い音場の再生可能です。

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ラディウス HP-NHR21 VOLTシリーズ ハイレゾ対応イヤホン

迫力の重低音「VOLT」シリーズのハイレゾ対応高音質イヤホン

High-MFD構造を採用し、大迫力の重低音からきめ細かい高音を楽しむことができる、ラディウスのイチオシモデルです。

バランスドアーマチュア型イヤホンとは

バランスドアーマチュア型は小型でクリアな音を再現できることがメリットですが、その分高価であるため、ハイクラスのイヤホンや医療用の補聴器などに使われることが多いドライバーです。

また、音楽制作現場でモニターヘッドフォンにもよく使用されており、プロ仕様の本格的なイヤホンが使いたいという方にも支持されているようです。

バランスドアーマチュア型イヤホンの構造と音質は以下になります。

バランスドアーマチュア型イヤホンの構造

バランスドアーマチュア型イヤホンは、音楽信号を受けたコイルがアーマチュアといわれる小さな鉄板を振動させ、その振動をダイアフラム(振動板)に伝えることで音を出します。

バランスドアーマチュア型イヤホンの音質

バランスドアーマチュア型イヤホンは、音の再現性が高く、中音~高音の再生が得意だとされています。

小型のドライバーなので、カナル型に採用されることが多いようです。

ハイブリッド型イヤホンとは

ハイブリット型イヤホンはその名の通り、ダイナミック型とバランスドアーマチュア型の長所を合わせ持ったイヤホンです。

具体的には、ダイナミック型の力強さ、バランスドアーマチュア型のクリアな音の再現性などがあげられます。

また、音域に関しては、低~高音までカバーすることができるといわれています。

ただし、二つのドライバーを掛け合わせているため、音のバランスが崩れてしまったり、まとまりのない音になってしまったりすることもあります。

そのため、実際にハイブリッド型のイヤホンを試聴してみて、なかには自分の好みの音ではないと感じる方もいるようです。

音楽のジャンルやデバイスの種類などによっても聞こえ方が異なりますので、好みにあわせて選ぶ、もしくは使い分けるとよいでしょう。

また、2つのドライバーを搭載していますので、超小型のイヤホンと比べるとどうしても大きくなってしまう傾向にあるようです。

しかし、現在は耳にフィットするように研究・開発されたイヤホンが販売されていますので、使用感に問題があるようなものは少なく、デザイン性の高いものも多くなっています。

おすすめのハイブリッド型イヤホンはこちら

HP-V700BT

完全ワイヤレスが辿り着いた究極の高音質、迫力の重低音。

評価が高い「VOLTシリーズ」に待望の完全ワイヤレス、ラディウスの象徴ともいえる”重低音”に非常に優れたサウンドを放ちます。

完全ワイヤレスイヤホンながらも圧倒的な重低音のキレと迫力を実現し、 高音質かつダイナミックなサウンドをご体感できるフラッグシップ完全ワイヤレスイヤホンです。

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ラディウス HP-G200BT ハイブリッドドライバー 完全ワイヤレスイヤホン
ハイブリッドドライバーシステムを搭載した、重低音True wireless イヤホン

重低音重視の完全ワイヤレスイヤホン。

ハイブリットドライバーを搭載しており、クリアな高音と大迫力の重低音サウンドが特徴です。

まとめ

上記でご紹介したように、イヤホンのドライバーには低音の再現が得意なダイナミック型、中~高音の再現が得意なバランスドアーマチュア型、両者の良いところと合わせたハイブリット型があります。

自分のよく聞く音楽のジャンルや、好みの音質に合わせてドライバーにもこだわってイヤホンを選んでみてはいかがでしょうか。