カナル型イヤホンとは?そのメリットも解説【インナーイヤー型とも比較】

更新: 2024.02.27

イヤホンには大きく「カナル型」「インナーイヤー型」の2種類があり、それぞれ装着感や音質が異なります。

ですが、「どっちが自分の好みに合うのか分からない」「そもそもカナル型とインナーイヤー型の違いが分からない」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、カナル型とインナーイヤー型の違いやメリット・デメリットについて紹介します。

イヤホン選びで迷っている方は、こちらの記事を読んでカナル型イヤホンとインナーイヤー型イヤホンの違いを理解し、自分に合ったイヤホンを見つけてくださいね!

イヤホンのカナル型とインナーイヤー型とは

イヤホンのカナル型とインナーイヤー型、まずはそれぞれどのような特徴があるのかを紹介します。

カナル型とは

商品:HP-NEL11 カナル型 Lightningイヤホン

カナル型とは、イヤホンの先端に耳栓に似た形状の「イヤーピース」が付いた密閉型イヤホンのことを指します。

「カナル式」「密閉型」と呼ばれることも。

カナル型はイヤホンで主流のタイプとなり、製品の数がとても多いです。

カナル型イヤホンはイヤーピースを耳の奥に入れ込んで使用するため、フィット感に優れ遮音性が高く、密閉度が高いため低音再生にも優れます。

ライブ会場にいるかのような音の迫力を求めている方は、カナル型のイヤホンがおすすめです。

ただし、人によっては圧迫による疲労感を覚えてしまう場合があります。

長時間装着する時は定期的に外して耳を休ませるといった対策をしましょう。

また、カナル型イヤホンはイヤーピースを付け替えることで、装着感や音域、遮音性を自分好みにカスタマイズできる点がメリットです。

HP-DME2 ディープマウントイヤーピース ZONE ハイグレードモデル

インナーイヤー型とは

商品:HP-NEL12 インナーイヤー型 Lightningイヤホン

インナーイヤー型はカナル型と異なり、耳の奥へ入れ込むイヤーピースが無いのが特徴です。

「開放型」と呼ばれることも。

耳の入り口にある耳甲介(じこうかい)と呼ばれる部分にイヤホンを引っ掛けて装着します。

圧迫感がなく周囲の音が聞き取りやすいのがメリットです。作業中の「ながら聴き」などの場面に適しています。

耳の形や大きさなどによって、自分に合ったイヤーピースが見つからないという場合にも、インナーイヤー型はおすすめです。

ただしカナル型よりも遮音性が低く、音漏れしやすいというデメリットも。

電車の中や静かな場所で使用する際は周囲に気を配るようにしましょう。

カナル型とインナーイヤー型の違い

ここからは、装着感・遮音性・音質という3つの観点から、カナル型とインナーイヤー型の違いを紹介します。

それぞれの特徴を知って自分に合ったイヤホンを選びましょう。

装着感の違い

カナル型

イヤーピースを耳の奥に入れ込むため、耳へのフィット感が高く動いても外れにくく、密閉感安定感があります。

注意点として、イヤーピースが耳の形に合わないと長時間の使用で耳が痛くなってしまいます。

イヤーピースにはさまざまなサイズや材質の製品があるので、自分の好みに合わせてカスタマイズできるのも特徴です。

インナーイヤー型

カナル型に比べて圧迫感が少なく、長時間使用しても耳への疲労感が少ない特徴があります。

自分の耳に合ったイヤーピースが見つからない方や、カナル型の圧迫感が苦手な方、イヤーピースが耳の奥まで入るのが気持ち悪い…といった方はインナーイヤー型の方が適しているでしょう。

ただし激しく動くと落ちてしまうこともあるため、ランニングなどでの使用にはあまり適していません。

遮音性の違い

カナル型

カナル型はイヤーピースを耳の奥に入れ込んで密閉する仕組みのため、遮音性が高いです。

また、イヤホンから外への音漏れも少なくなります。

遮音性が高いおかげで周囲の騒音が気にならなくなるため、集中して音楽を楽しめます。

長時間の電車移動で周りの音を気にせずにゆっくりしたい時や、外部の音をシャットアウトして音に集中したい場合などに最適です。

インナーイヤー型

インナーイヤー型の装着は耳に引っ掛けるだけなので、カナル型に比べると遮音性は低くなります。

一方で車の音や交通機関のアナウンスなどの周囲の音が聞き取れるため、周囲の危険に気付けたり、話しかけられてもすぐに反応できるメリットがあります。

音楽を聞きながらも、周りの状況も分かるようにしておきたい…なんて方にはオススメです。

音質の違い

カナル型

カナル型は耳に深く装着して密閉されるため、耳の奥で音がダイレクトに響きます。

また、低音が逃げにくいので音の描写力にも優れます。

しっかりとした低音迫力のあるサウンドを求める場合は、カナル型イヤホンがおすすめです。

またカナル型イヤホンは製品の種類が非常に豊富なため、自分の好みに合った音質のものを選びやすいです。

さらにイヤーピースも種類が豊富にあるので、イヤーピースにもこだわることで自分の耳によりフィットさせたり、好みの音質にイヤホンをカスタマイズできるのも楽しみのひとつです。

インナーイヤー型

インナーイヤー型は密閉されない構造のため、低音が少し弱くなります。

その代わりに中音域から高音域にかけて音の広がりが良くなり、爽やかな音質を楽しめます。

音の臨場感や高音の抜けを感じられるのはインナーイヤー型ならでは。

気軽に自然なサウンドを楽しみたい方には、インナーイヤー型がおすすめです。

おすすめのカナル型イヤホン

HP-Q10C

Appleデバイスとの互換性が高い高剛性アルミニウム筐体のUSB-C接続イヤホン。

ディープマウントイヤーピースが付属しており、豊かな低音再生とイヤホンの落下防止を両立する安定した装着感が特徴です。

Type-C接続で、iphone15やスマートフォンでも安定した接続が叶います。

HP-T70BT

耳からはみ出さないスマートサイズ、抜群のフィット感の完全ワイヤレスイヤホン。

コーディネートに合わせて選べるカラーと、落ち着きのある重低音が楽しめる完全ワイヤレスイヤホンです。

浅いお皿のような形のイヤーピースは圧迫感が少なく、軽いつけ心地です。

HP-NHR21

ラディウス HP-NHR21 VOLTシリーズ ハイレゾ対応イヤホン

ラディウスのイヤホンの中で最も象徴的な「VOLTシリーズ」のロングセラーイヤホン。

独自開発のHigh-MFD構造ドライバーを搭載した迫力のある重低音が響きます。

フィット感と遮音性に優れたディープマウントイヤーピースを標準搭載。

HP-T250BT

ラディウス HP-T250BT ノイズキャンセリング対応 完全ワイヤレスイヤホン

最小クラスのノイズキャンセリング対応完全ワイヤレスイヤホン。ラディウスの「tinyシリーズ」の最新製品で、高音質かつフィット感が抜群です。

コンパクトなデザインとコストパフォーマンスに優れた超人気モデル。

また、アンビエントサウンドモード(外音取り込み機能)で、会話やアナウンスなどの人の声を聞き取ることも可能です。

まとめ

イヤホンの「カナル型」と「インナーイヤー型」の特徴と違いについて紹介しました。

どちらが良い・悪いはなく、それぞれの音質の好みやイヤホンの利用シーンによって使い分けするのがベストです。

周りの音を遮断して、好きな曲に没頭したい!なんてときはカナル型、長時間の作業のBGMとして気軽に音楽を聴きたいときはインナーイヤー型といったように、目的に合わせたイヤホン選びをすると、より一層音の世界を楽しめますよ。

カナル型を選ぶ際には、自分の好みに合った製品を見つけて、イヤーピースでのカスタマイズもぜひ楽しんでみてください。