ハイレゾとは?

ハイレゾ音源とは「High resolution audio」の略で、CD以上の情報量を持つ高音質な音源データと定義されています。※1
スタジオで録音された音楽はCDに記録するために1部のデータをカットして記録されています。
ハイレゾ音源は録音したデータをカットせずにそのまま記録している音源のため、スタジオの雰囲気やアーティストの息づかいまでもが体感できます。
ハイレゾ音源は専用の配信サイトからのダウンロードや、USBメモリ、DVDなどにデータとして保存された状態で購入する事ができます。

CD音源とハイレゾ音源の違い

では、CD音源とハイレゾ音源とは具体的にどのような「情報量」の違いがあるか、をご説明します。
CD音源やハイレゾ音源などの音楽ファイルは、原信号(アナログ音源)をデジタル化したものです。
この作業は「標本化」と「量子化」という行程を通り作成され、その値は「サンプリング周波数(Hz)」と「量子化ビット数(bit)」という単位で表されます

音域の幅を決める「標本化」

「標本化」は、原信号を一秒間の間に何回数値化したかで表されます。
CDの場合、1秒間に44.1kHz=44,100Hz、つまり44,100回のスピードで記録しているということになります(図1)。
ハイレゾ音源になるとサンプリング周波数が大きくなるため、その分多くのデータを集めることができます(図2)。

音量の細かさを決める「量子化」

「量子化」とは音の大小の変化を数値化しており、CDの場合、原信号を16bit(2の16乗=65,536個)に分解して記録します(図3)。
このbit数が低いと、小さい音はノイズとして処理されてしまいますが、ビット数があがるほど細部にわたるまできっちりと「音」として再現してくれます(図4)。

「標本化」×「量子化」で決まる再現度

「標本化」の縦線と「量子化」の横線を組み合わせた結果が図5、図6になります。CD音源(図5)とハイレゾ音源(図6)を比較すると、明らかにハイレゾ音源の方が現信号に近い曲線になっている事がわかります。
このように、サンプリング周波数と量子化ビット数の数字が大きければ大きいほど、スタジオの原曲に近い高音質でCDでは再生できない空気感・臨場感まで表現する事ができるようになります。

ハイレゾ音源のファイル形式

では、CD音源とハイレゾ音源とは具体的にどのような「情報量」の違いがあるか、をご説明します。
CD音源やハイレゾ音源などの音楽ファイルは、原信号(アナログ音源)をデジタル化したものです。
この作業は「標本化」と「量子化」という行程を通り作成され、その値は「サンプリング周波数(Hz)」と「量子化ビット数(bit)」という単位で表されます

音質にこだわるならWAV、利便性も併せて求めるならFLAC

WAVは、音源を圧縮せずデータ化するため音質面で有利な形式です。ただし、その分データ容量がとても大きくなります。
またジャケット写真やアーティスト名などのメタデータの書き込みはできません。
一方FLACは、可逆圧縮(ロスレス)と呼ばれる、データ化の際に圧縮処理を施しますが、視聴時にもとの音源状態に復元しながら再生する仕組みです。
そのためデータ容量をWAVの約半分に抑えることができます。
一般的には圧縮・復元による音質の変化は無いとされていますが、処理工程が少ない分、WAV(非圧縮)音源の方が音が良いという意見もあります。
またFLACにはジャケット写真などのメタデータの書き込みが可能で、歌詞まで表示ができるものがあることも魅力です。

音質にこだわる場合はWAVを、利便性も併せて求める場合はFLACを購入されることをおすすめ致します。ただし、ハイレゾ音源を再生するには、特定のプレイヤーアプリが別途必要です。また、量子化ビット数/サンプリング周波数においても、数値が高ければ良いということではなく、お手持ちの視聴環境が整って、再生ができるファイル 、できないファイルを明確にすることが重要です。

WAVの特徴

・音楽データをそのまま保存
・処理過程が少ないため高音質
・データ容量が大きい
・メタデータの書き込みができない

FLACの特徴

・音楽データを圧縮処理し、復元しながら再生
・データ容量がWAVの約半分
・ジャケット写真などのメタデータの書き込みが可能

さらにアナログに近い音、DSD方式

WAVやFLACは「リニアPCM(PCM)」という方式で記録されたものですが、ハイレゾにはPCMの他に「DSD(Direct Stream Digital)」という方式で記録されたファイル形式も存在します。
この形式はPCMとはまったく異なるアプローチから高音質化を図ったものです。「デジタル臭さがなくアナログに近い音」として高い評価がありますが、現在再生ソフトやDACは非対応のものが多く、視聴環境を整えることが難しいというデメリットがあります。
しかし昨今のハイレゾブームにより、音源配信サイトにてDSD方式で記録された楽曲データが配信されるようになり、オーディオマニアを中心に注目が集まり始めています。

ハイレゾ音源の楽しみ方

ラディウスNeシリーズで、ポータブルでもホームオーディオもハイレゾ音源を

ハイレゾ音源を楽しむにはハイレゾ再生が出来る「アプリケーション」、ハイレゾ音源データを処理できる「DAC・DAC搭載ヘッドホンアンプ」、ハイレゾ音源を鳴らす事が出来る「イヤホン」が必要です。
ラディウスでは、iPhone、Androidスマートフォンでハイレゾ音源を楽しむためのハイレゾ再生アプリ「NePLAYER」をはじめ、ハイレゾ対応ポータブルDACアンプ、ハイレゾ対応イヤホン、ハイレゾ対応真空管アンプを展開しています。
いつでもどこでも、あなたの好みにあわせてハイレゾ音源をお楽しみいただくことができます。

  • ハイレゾ再生アプリ
    NePLAYER

    App Storeランキング「ミュージックカテゴリ」初登場1位獲得のハイレゾ再生アプリ「NePLATER」を組み合わせることで、iPhoneやandroidスマートフォンでもハイレゾ音源の再生が可能となります。再生だけでなく、再生音源のステータスを確認できるビジュアライザーや、細やかなイコライザー、アップサンプリング機能等、ハイレゾを楽しむ機能が満載です。

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  • ハイレゾ対応イヤホン

    ハイレゾ非対応のイヤホンではせっかくのハイレゾ音源の音質を体感する事はできません。是非、ラディウスのハイレゾ対応イヤホンでハイレゾの高音質を体験してください。

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  • ハイレゾ対応
    DAC・ポータブルアンプ

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ハイレゾ音源

ハイレゾ音源は、下記のストアで購入することができます。

e-onkyo musicmoraOTOTOYHD-Music.GIGA Music

ハイレゾロゴについて

ラディウスは日本オーディオ協会のハイレゾ定義※2に準拠した製品にこちらのロゴを冠しています。
こちらのロゴは日本オーディオ協会が商標権を所有し同協会が定める定義を満たす商品にのみ使用が認められています。
NePLAYERなど、日本オーディオ協会のハイレゾ定義では、サポートしていないアプリケーション等のハイレゾ対応製品について、ラディウス社の登録商標のロゴを冠して推奨しています。

※1 2014/3/28:JEITAの公式サイトにて、“PCM音源におけるハイレゾの呼称(周知)”の定義付けを発表しました。
http://home.jeita.or.jp/page_file/20140328095728_rhsiN0Pz8x.pdf

※2 日本オーディオ協会の定義する各製品の仕様についてはこちらをご参照ください (PDF)
http://www.jas-audio.or.jp/jas-cms/wp-content/uploads/2014/06/doc14061201.pdf